令和６年度　修了式　

　今日は、１年間の終わりの日、修了式です。
　今、みなさんの代表のお友達に、「修了証」を渡しました。
　１年間で学習すべきことを全て学び終えたということです。つまり、１年分の出来るようになったこと、分かるようになったことが、皆さんの中にあるということです。
　そして、見事に修了できたという証（あかし）が修了証です。ですからみなさんは、４月から学年が一つ上がることになります。この後教室で、担任の先生から修了証をしっかりもらってください。
　
　みなさんは、この１年間で、五霞小学校の目標である「生きる力に満ちた、心豊かでたくましい児童」になれたでしょうか。
　具体的には、
○思いやりのある子→いじめや嫌がらせをしない子、優しい子
○進んで学び合う子→勉強を頑張る子、授業に一生懸命な子
○たくましい子→粘り強く諦めない子、くじけない子、心と体の強い子　になれたでしょうか？
　
　「思いやりのある子」「進んで学び合う子」「たくましい子」になるためには、楽しいことや楽なこと、自分の好きなことばかりやっていたのではだめです。
大変なことや辛いこと、苦しいことに、頑張って立ち向かい、乗り越えていかなければなりません。

　困っている友達に優しくしたり、友達と仲良く生活するにはどうしたらよいのか考えたり、自分の言葉や行動が友達を喜ばせるか、悲しませるか正しく判断が出来た人は、「思いやりのある子」「いじめをしない子」へと成長しました。

　授業中に一生懸命考えて学習に取り組んだり、宿題などの家庭学習をさぼらずに頑張ったりすることはとても大変なことですが、逃げずに立ち向かった人は「進んで学び合う子」へと成長しました。

　早寝・早起き・朝ご飯が出来たり、運動をいっぱいしたり、難しいことでも諦めずに取り組み続けることはとても大変なことですが、逃げずに立ち向かった人は「たくましい子」へと成長しました。
　
　「大変だな」と思うことに逃げずに立ち向かい、乗り越えたところに人としての成長があります。皆さんは、この一年間よく頑張り、次の学年に進むのにふさわしく立派に成長してきました。
　
　皆さんの頑張りはとても素晴らしいものですが、それを支えてくださっているお家の人や先生方がいることも決して忘れてはいけません。
　今日の修了式は、自分の頑張りに誇りをもち喜ぶと同時に、まわりで支えてくださっている方々に感謝する日としてほしいと思います。

　最後に、春休み中、事故などに決して遭わないようにしてください。
　自分の命は自分で守ってください。約束です。
　一回り大きくなった皆さんの姿を４月７日に待っています。